環境浄化に役立つ真菰

 第二次大戦後、日本の経済発展にともなう開発により、真菰の群生に適した湖沼が、道路工事や住宅建設のために埋め立てられたり、河川がコンクリートの護岸工事により、残念ながら真菰をはじめとする水草、葦(あし)、ガマなどの生育環境が奪われ、どんどん駆逐されていきました。

 1970年代までは、各地に残っていた真菰で編んだ馬や精霊船などを作る風習も、どんどん廃れていったのです。

 つまり、一時的に「真菰」は雑草として、人々に忘れられかけた存在、見捨てられたような状態になったのです。

 その後、90年代後半から真菰などの植物が湖沼などの水質浄化に役立つことが分かり、種々、環境対策として実験的に植栽されるようになっています。